「HowMa」のオペレーションを一手に担う渡邉の経歴と不動産業界の慣習に対する疑問、目指したい世界について聞いてみた
元不動産仲介営業プレイヤーである渡邉雄也。
不動産デベロッパー出身である谷口とは違い、不動産売買の仲介を行なっていた。
介護福祉士や一級建築施工管理技士の資格を持ち、ハーレーに乗る渡邉にコラビットの魅力をお伺いしました。
典型的なダメ学生が歩んだ働くまでの道のり
-渡邉さんがコラビットに入社されるまで様々なご経験をされてきたと伺いました。 そのあたりの変遷を是非教えてください!渡邉
高校卒業と同時に進学をしようと思っていたのですが、勉強を全くしておらず浪人することになりまして。
渡邉
予備校に入ったのですが、そこでCOO の岡崎に出会いました。
ウマがあい、話をしているうちに二人とも同じ地元であることがわかって。
渡邉
途中から彼は予備校でちゃんと勉強して、大学入りを果たしたんですが、僕の方はと言うと全く勉強せず遊びまくりで大学受験は全滅という有様。
親からの仕送りを学費に当てずオーディオとかターンテーブルとか買ったりして。
渡邉
で、ちゃんと働かないといけないと思い、上京してフリーター生活を開始しました。
ハーレーを買ったのもこの時です。
渡邉
主には建設現場で働いたり介護のアルバイトをしていて。
この時に取得した2級ホームヘルパーの資格がのちのち生きてくるのですが、それはもう少し後の話です。(笑)
渡邉
数年経った時に、何の目標もないフリーター生活にこれではダメだと思い、カナダへワーキングホリデーに行くことになりまして。
勉強しながらアメリカ・カナダをバスで回る旅に出たり、田舎で働いたり、その後カナダからハワイに移住したりして。
渡邉
ただ、帰国してから振り返ったんですが結局何も得られていないことに気づき。
渡邉
いよいよヤバいと思い…。
先ほどお伝えしたヘルパーの資格をここでフル活用して、昼はホームヘルパーとして働き、夜は建築専門学校に行き勉強。
渡邉
ようやく。(笑)
専門学校を卒業して、中堅のゼネコンに入社して現場監督の仕事を担当することになりました。
これが人生初めての正社員です。
介護福祉士、一級建築施工管理技士資格を持つ不動産営業マンの誕生
-なるほど。なぜ建築の業界に進もうと思われたんですか?渡邉
もともと、実家が建築関連の仕事をしていたことが大きいですね。
中小企業を選んだのは、大手企業だと現場が大きくその分工期も長いためキャリアの成長スピードが遅くなる気がして、もっと速いスピードでいろいろな経験値を積める方が良いなと思ったからでした。
一級建築施工管理技士の資格を取得しようと思ったのもこの時期ですね。
一定の実務経験が取得要件に入っているので、結果的には転職後に取得したのですが、他にも同時期に宅建と介護福祉士、ファイナンシャルプランナーの資格は取りましたね。
渡邉
そうですか。(笑)
確かにそんなに多くはないんでしょうね。
渡邉
建築業界で働いて数年経った時に、転職を考えるようになりました。
宅建の資格を取得したこともあったのですが、不動産業界に転職してみようと思っていたんです。
渡邉
営業をしてみたいと思ったことと、
中学時代の同級生が不動産業界で楽しそうに働いている話を聞いていたので興味を持つようになりました。彼からマンションも買っていましたし。
で、転職活動をして不動産仲介の大手に入社しました。
渡邉
楽しかったですよ!
もともと持っていた不動産業界へのネガティブな印象も全然感じませんでしたね。
周りに恵まれていたからだと思います。
ノルマに対して周りはみんな敵で、蹴落としてやるみたいなところもなく、ベテランの方が多い職場だったのですが、懇切丁寧に色々教えていただきましたし、頑張った分だけ給料にも反映されて収入も上がりました。仲も良くて毎晩飲み歩いていました。
15年ぶりの再会が迎えた人生の転機
-コラビットに転職したきっかけは?渡邉
不動産業界で働いて、数年経った時にFacebookを通じて岡崎とやりとりすることがあったんです。
で、すぐ飲みに行くことになりまして。
予備校時代から15年後が経っていて、再会を果たした。(笑)
根本的なものは何も変わっていなかったけど、お互い結婚して子供もいて。。。
渡邉
まずは近況報告をお互いやりまして。
その時にコラビットを立ち上げた話やどんなサービスをやっているかなどを聞きました。
渡邉
不動産業界に受け入れられないことやっている会社なんだなと感じてしまいました。(笑)
振り返ると当時の仕事に不満がないこともそのように感じる原因だったと思います。
しかしながら、話を聞いているうちに大手にいて仕事をすることが正しいと思っていた自分の価値観に疑問が生じまして。
ベンチャーで日々戦っているメンバーが純粋にかっこいいなと思うようになりました。
あとは、不動産業界に染まり始めている自分の価値観にも疑問を感じました。
業界のルールが当たり前として認識していたものが俯瞰してみられるようになり改めて業界のルールや風習に違和感を持ったのもありましたね。
渡邉
そうですね。本当にそう思います。
で、少しだけでも良いのでお手伝いをさせてほしいと頼みました。
渡邉
そうです。
で、手伝いをしていくうちに、
もともと業界の常識に凝り固まっていた時に聞いたサービスの可能性が日に日に現実味を感じるようになってきて。
正社員として是非関わりたいという思いになって入社をさせてもらいました。
第二子目が生まれたばかりで妻には反対されましたが。(笑)
不動産業界の常識を覆す。非常識なことが本質的な価値だと思うようになった経緯
-不動産業界の常識で働く本業と業界の非常識で働くコラビットと全く違う環境で働いての答えだったんですね。渡邉
まさにそうですね。
一定期間不動産業界で働いてきて、慣れもあってか少なからず惰性で仕事をしていたと今になって思います。
本当に良い機会に恵まれたと思っています。
渡邉
僕が思うのは、お客様の利益よりも自社の利益を優先して(営業会社なので当然と言えば当然ですが)他社には提案をさせない情報の囲い込みをしたり、お客様にとってなんのメリットもない「高い査定(虚偽査定)」をしてそれを当たり前にユーザーに提案をし、情報をオープンにしないこととか。
ユーザーためと建前上いうんですけど、冷静になってそもそも論で見ると全然違うと思っていて。
誰のどんな利益を目的にするかにもよりますが、今や自分は不動産業界の常識に違和感を感じていますね。
誰もが使えるサービスと仕組みを作っていく。
-コラビットがやろうとしていることってどんなことですか? 渡邉さんなりに教えていただければ!渡邉
ユーザーの利益を第一に考え、不動産会社にとっても公平でクリアな仕組みを作りをしているイメージです。本当にお客様思いの不動産会社の担当者が報われる仕組みを作り、お客様も担当者も正直者が損をする業界を変えていきたいです。
「HowMa」はどこにもないサービスなので、誰もが使えるサービスにしていき、不動産中古市場の活性化というビジョンを実現しようとしている。
そんな感じです。
あと個人的に感じることとしては、現在「HowMa」を使って不動産を売買されたお客様へのインタビューをさせていただいているのですが、ユーザーの方からいただく「ありがとう」の声が以前とは違ってより心地よいものになっている気がします。
本質的にユーザーの方に感謝をされて、ユーザーの方に寄りそったサービスを提供しているという充実感があるからこそだと思いますね。
コラビット?最高の会社ですよ。ホントに。
-ありがとうございます。 他に転職して変化したことってありますか?渡邉
みんな楽しそうに前向きに働いていることが印象的で自分も刺激を受けています。
それがコラビットの強さであると僕は思っています。
家族にも友人にも誇れる会社ですよ。
渡邉
仕事ができて、雰囲気も作れて、周りからの信頼も厚い、素晴らしい友人です。
これ照れますね。(笑)