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曽根孝基 執行役員・CPO

『30代という旬な時期を無駄にしたくなかった』大手IT企業を飛び出してITベンチャー企業にJOINした理由とは

「高校時代はラグビーに明け暮れました。練習はきついし、体は痛い、怪我もする。だけど、肉体的・精神的に、子供から大人になる時期に、物事をやり切る経験ができたのは大きいです。同じことをやれと言われたらもう出来ません。」そう言って笑うのは、執行役員CPO(Chief Product Officer)の曽根孝基(@_kok____)だ。ヤフー入社2年目にして新サービスの開発を一人で任されるなど、大手企業でのキャリアを順調に積んでいた。しかし、「本当の安定」はそこにはなかったという。(インタビュー:岡のぞみ)

社会人2年目でYahoo!の新サービス開発をたった一人で担当

プログラミングと出会ったのは、大学時代。もともと機械系が好きだったんですが、ソフトウェアの可能性を感じ、信号処理や機械学習・ロボット工学などを学びました。もっとみんなが日常的に触れ合える技術やサービスに携わりたいと思い、卒業後はヤフー株式会社に就職しました。配属されたのは、Yahoo!不動産の開発部門。当時は不動産に興味がなく、既にある企画を実装するという仕事に面白みを感じることができませんでした。自分ごとにできず「どうしたらもっとサービスが良くなるか?」ということが考えられませんでした。

2年目になる頃、Yahoo!チケットの立ち上げメンバーの社内公募があり、自分がやりたいことにも近かったので手を挙げました。いざ蓋を開けてみると、エンジニアは私一人。入社2年目にして、新サービスの唯一の開発担当者となりました。もちろん他のエンジニアがサポートしてくれましたが、会社の規模的に、かなり稀な人事だったと思います。この時サポートしてくれたのが、当時ヤフーに在籍していた浅海と川原で、とても優秀で信頼できる人だと共に働いて感じました。サービスのリリース後は、他社とのシステム連携やオフショア開発、JVの立ち上げなど貴重な経験をさせてもらいました。

大きな組織で感じた実務とポジションのギャップ

入社して4年ほど経った頃、仕事内容とポジションのズレを感じるようになりました。ゆくゆくはサービスや組織のマネジメントなど、事業を見る仕事をしたいと考えていましたが、大きい会社だからこそ、その景色を見るには時間がかかる。自分の成長や経験のため、転職を考えるようになりました。

大手企業を辞めることに対し両親は不服そうでしたが、私自身は安泰な会社はないと思っていたので不安はありませんでした。大きな会社は安定している分、あえて新しいリスクをとる必要がなく、挑戦的な仕事が少ない。成長できない環境に長く身を置いて歳をとる方が不安に感じました。会社がなくなったときに頼るものがなくなるんだろうなと。安心材料となるものは会社の規模ではなく、自らの実力や経験です。30代という旬な時期を無駄にしたくなかったし、ちょうど30歳になるタイミングでもあったので環境を変えるとこに決めました。

JOINの決めてはメンバーと事業の可能性

浅海に「うちでやろうよ!」と声をかけてもらったのが入社のきっかけです。転職の相談をしにコラビットのオフィスを初めて訪れたときでした。当初は、転職活動を通じてどんな会社があるのか、自分の価値がどう評価されるのか、広く見てみたいと思っていました。そんな中でしたが、コラビットがやろうとしている不動産事業には大きな可能性を感じ強く惹かれました。不動産価格の推定は機械学習向きだと思ったし、デジタルトランスフォーメーションできておらずマーケットも巨大な不動産業界のポテンシャルは計りきれないなと。そして、短い付き合い中でも浅海をはじめ、コラビットのメンバーは信頼・尊敬できる人だと確信がありました。

コラビットでの初仕事は何をやるか自分で考えることからでした。「どうやったらHowMaを使ってもらえるか?」を考え、LINEのbotをリリースしました。きっと、「指示をしなくても理由を持って行動できる」と思ってもらえていたのではと思っています。今でも自分で考えたり、チームで話し合って仕事を作っていくので、トップダウンで仕事が振ってくることはありません。エンジニアだけどマーケティングしたい、営業したい、登壇したい、など、チャレンジしたいことがあれば、何でもできる環境です。

グロースハッカーとしての挑戦。広告費ゼロ、売上10倍に

最初の1年間はグロースハッカーとしてマーケティングなどを学び、トライ&エラーを繰り返しました。不動産AI査定の「HowMa」と、売却を目的とした「HowMaスマート不動産売却」という2つのサービスを半年かけ統合した結果、広告費はゼロに、売上は10倍に伸長しすることができました。しかし、売上よりも嬉しいのは、家を売却できたお客様から「HowMaを使ってよかった」とお声をいただいた時です。もともとコードを書くこと自体が好きなわけではなく、良いものをユーザーに届けて反応してもらうことが好きなんです。

「業界を変えるプロダクトを」CPOとしての挑戦

現在はCPOとしてサービスを全て見ています。業界を変えるプロダクトを任されていることに対してやりがいを感じますし、最近ではサービスの仕組みに興味を持ってくださるお客様も多くて嬉しいです。良いものを提供して利益を出す、その繰り返しで会社を大きくしお客様に還元する。そのサイクルができていれば会社の上場に向けても貢献できると思っています。今はあまり先のことは考えていません。もしかしたら自分で会社の経営をするかもしれないし、誰かのサポートをするかもしれない。あるいは、またヤフーのように大きな会社で、経営に深く関わることのできるポジションで働くかもしれない。自分のやりたいことは、そのタイミングで好きに選択しようと思っています。

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